桃の品種

品種紹介・販売時期

 私が就農した四十年前は、ネクタリンのヒラツカレッド・NJN-17・秀峰などを中心に、父の時代の砂子・倉方・白鳳・大久保・浅間白桃など、合わせて30品種近く、栽培していました。

 それを二十年ほど前には、10品種ほどに絞り込みました。また、ここ五年ほど前から、赤色・白色・黄色・と多くの系統を含めて、今は三十品種ほどに増えています。 

 日本の桃の品種は、白肉種が多く、果肉が柔らかく、多汁で酸が極めて少なく、独特の風味と食感の良さは、世界的に見ても、他に類を見ないと云われています。日本が、世界に誇って良いものの、ひとつだと思います。 

 これから、いろいろ特徴ある新しい桃を順次販売していく予定です。

6月上旬

ひめこなつ

育種番号「182-3」の自然交雑種子を胚培養し、選抜育成されました。2015年は、5月28日が収穫始めでした。まだ、150g程度の小玉中心ですが、大きいものは、180gぐらいになります。梅雨前の晴天に恵まれて、安定した糖度のものが収穫できます。
本年度の販売完了しました

ふくおとめ

福島県果樹研究所で「倉方早生」×「ちよひめ」を交配、育成されました。当園の黄金桃シリーズNo.2です。黄色果肉の品種で甘酸調和のとれた濃厚な味です。今年5月の降雨量は122㎜でした。昨年5月の3倍でした。それでも、糖度13~15度ぐらいあります。
本年度の販売完了しました       

6月中~下旬

はなよめ

山梨県八代町の志茂勝弘氏が、日川白鳳の枝変わりとして発見育成されました。極早生品種としては大玉で、果肉色は白色、甘味多く溶質、多汁です。
販売は6月18~20日ぐらいから始めます

ちよひめ

農水省で「高陽白桃」×「さおとめ」を交配して育成されました。「さおとめ」は「白鳳」×「ロビン」の子供です。はなよめより少し小玉でが、親の遺伝子を受け継いだ、それに勝る品質です。
販売は6月18日頃からになります

6月下旬~7月上旬

日川白鳳

山梨県で白鳳の枝変わりとして発見された、早生の主要品種です。甘味多く酸味少なく、多汁で白鳳の食味を受け継いでいます。   こんな風に、垂れ下がらせて、成らせています。
2018年の販売開始は6月26日頃の予定です

7月上旬~中旬

みさか白鳳

山梨県の北浦精次氏が白鳳の枝変わりとして発見されました。白鳳のように柔らかく、若いときは少し微酸ですが多汁で、その上にみさか独特の甘みを持つています。

 本年度の販売完了しました


恋みらい

福島県の斉藤賢一氏が「ゆうぞら」×「暁星」を交配育成しました。果実は270gぐらいの中玉品種ですが、早生種としては最上のうま味と品質を持つ新品種の登場です。甘い恋の未来が開けますように~

 本年度の販売完了しました


友黄

福島市の横江芳夫氏が「黄金桃」の枝変わりとして発見されました。黄肉系の早生品種で果汁多く、甘味の中に、酸味も程よくあり食味良好です。若木の時から思った以上に大玉傾向で、日持ちも良く私も注目しています。最新品種です。

 本年度の販売完了しました


7月中旬~下旬

あかつき

日本の桃を代表する品種です。原木(れー13)はやや柔らかめの 肉質、大玉あかつき(選抜系)はややゴム質の硬めの肉質です。どちらの系統も、多汁、濃厚な甘味です。贈答用として高い評価をもらっています。

 本年度の販売完了しました


7月下旬~8月上旬

なつおとめ

「あかつき」×「よしひめ」の交配種です。「あかつき」に、引き続いて収穫されます。糖度が高く濃厚な味で贈答用として喜ばれています。

 本年度の販売完了しました


なつっこ

長野県において、「川中島白桃」×「あかつき」を交配、育成されました。長野県で生まれた桃らしく、大玉で安定して糖度も高く、平均点以上の桃です。ただ、着色が良すぎて困ってしまうほどです。

 本年度の販売完了しました

ニュー白麗

岡山県赤磐市の小竹森和夫氏が盆の贈答用として有名な「白麗」から発見されました。果肉は白色、ち密多汁で糖度高く、白桃に優るとも劣らない品質です。小竹森氏を始め、全国でまだ三人しか栽培していないという一品です。
本年度の販売完了しました

 


白桃

愛知白桃の偶発実生から裂果・赤肉の少ないものを選抜育成しました。 白桃らしい肉質で柔らかく、多汁、甘味も多い品種です。白桃は常温で3日ほどおいて、柔らかくなってからお召し上がり下さい。

 本年度の販売完了しました


つきあかり

黄肉で食味の優れた桃の最新品種「つきあかり」(筑波121号)です。試験段階から品質の良さで注目されていました。まだ250gほどが中心ですが、糖度14度ほどありました。高糖度でほどよい酸味と共に、マンゴーのような香りがある、注目品種の登場です。

 

 本年度の販売完了しました


8月上旬~中旬

紅 錦 香

長野市川中島町の野池今朝喜氏が「野池白桃」の枝変わりとして、発見されました。紅錦香は奥様の名前からもらったそうです。果肉は繊維質少なく、ち密で果汁多く、「川中島白桃」より糖度高く、なめらかでとろけるような肉質です。

 本年度の販売完了しました


黄金桃

長野県の池田正元氏が育成した黄金桃の中から、大玉で糖度が高く、果肉のしっかりした系統を選抜しました。黄色の果肉で糖度高く、ほどよい酸味をもち、食味濃厚、黄肉種特有のカロテノイド成分も多く含んでいます。

 本年度の販売完了しました

幸 茜  

山梨県の飯島典雄氏が「山一白桃」の枝変わりとして発見されました。400gの大玉になり、白桃のような真っ白の果肉で、甘味果汁共に多く、カット後の果肉変色が少ないという特徴を持っています。極晩生種の白桃系新品種です。
本年度の販売完了しました

 


8月下旬~9月上旬

さ く ら

いま注目されている極晩生の新品種です。山梨県の桜井氏が「川中島白桃」×「千曲」を交配育成しました。樹勢が落ち着いていれば3~4年生でも500gの大玉になります。桜井氏にお会いした時、「熟期には18度以上の糖度になるよ」と云われましたが、驚くほどの高糖度になります。果肉に弾力性が出来たころが食べごろになります。
本年度の販売完了しました

黄ららのきわみ

「川中島白桃」と「ゆうぞら」の交配種です。黄色の美しい桃で、肉質は溶質で極めてよく、晩生黄肉品種の中では、糖度も高く、ずば抜けた品質です。
本年度の販売完了しました

晩生黄金桃

愛黄金桃シリーズの最終です。 黄金桃同様、高糖度の中にわずかな酸味もあり濃厚な味です。完熟品をお届けします。
本年度の販売完了しました