桃園・四季の便り
ホーホケキョー とウグイスの声が聞こえてきます。
やっぱり春ですね。
いま桃園では、晴れの日をねらって、桃の交配作業(人工授粉)です。
今年のように、開花時の天候不順は実どまりを悪くしますから、大変気を使います。
天気予報とにらめっこです。
現在の桃の品種の、高祖母である「上海水蜜」は、花粉が無く、祖母である「白桃」も花粉をもっていません。
桃は落葉果樹のなかでは、珍しく自家結実性を示しますが、高祖母や祖母の遺伝形質を引き継いで、花粉を持たない品種が相当数あります。
私も、5品種ほど栽培しています。 どうしてか、花粉のない品種の方が高品質みたいです。
また、交配親に花粉のある愛知白桃などを使っても、花粉のない子供が生まれてきます。
桃は、遺伝子の数は少ない方だといわれていますが、だからこそ、かえっていろいろな形質が表れやすいのかも
しれません。
コメントをお書きください