桃のつぶやき 八月号
三十数億年前に、太陽の光を利用して光合成をする植物の祖先が海に生まれました。
その植物は、今から約四億年前に海から上陸しました。
陸上の植物は、太陽の紫外線が降り注ぐ中で暮らしています。海の中では水が紫外線
を吸収してくれていたのですが、紫外線は植物にも人間と同じように有害なのです。
「なぜ紫外線は有害なのか」 紫外線は、植物であろうと人間であろうと体に当たる
と「活性酸素」という物質を発生させるのです。
「活性酸素」と考えると何か素晴らしい働きをするような気がしますが「活性酸素」
は、老化を促進し、多くの病気の原因となる極めて有害な物質なのです。これらの物
質は、植物を枯らし細菌を殺します。
植物は抗酸化物質と云われるポリフェノール、カロチノイド、そしてビタミンCやビタ
ミンEを自ら生産し、活性酸素の害を消しているのです。
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